Taller Burro Press ータジェル・ブロプレス, メキシコ・オアハカの版画工房よりー
3/17 sat・18 sun LEARNING CAMP! SPACE(東京)
3/29 thu - 4/1 sun いの町紙の博物館(高知)
企画について
Burro Press
所在地
Humboldt 100-A, Centro Histórico, Oaxaca, Oax., México
オアハカは、メキシコの南部にある標高1500mに位置する年間を通して春のような気候が特徴の小さな町。その温暖な気候の影響もあり人々は穏やかで、カラフルな街並みを歩くのが楽しいので、観光地としても人気です。
その一方でオアハカでは版画が盛んで、街のいたるところに小さな版画工房を見つけることができます。近年は特に、若手のアーティストたちがグループを作って工房兼ギャラリーを立ち上げ、制作のみならず一般への版画やアートの普及活動が盛んに行われているという、非常に面白い1面も持っています。
このたび、そのオアハカからはるばる「ブロ・プレス」という工房のメンバーの若手版画家3名がやってきて版画展を開催します。3名は3週間ほど日本に滞在し、本会場と高知県・いの町紙の博物館で版画の展覧会を開催します。作品は購入も可能です。
◆Burro Pressについて
2016年、5人の版画家(筒井みさよ、エディス・チャベス、アルベルト・クルス、ベナンシオ・ベラスコ、イバン・バウティスタ)により結成された。工房の名前に使用されているBurro(ブロ)はスペイン語でロバの意味。ロバはスペインに侵略された際にメキシコにもたらされた動物で、歴史的に見ると蔑まれてみられる動物の一つである。「働き者」「抵抗」や「構築」の象徴としてとらえて工房の名前に採用した。各々が制作活動を行う一方で、工房では毎週土曜日に一般向けの版画ワークショップを開催したり、「MINI PRINT」というメキシコ人若手アーティストを対象にした版画コンクールを主催したり、インスティテュートや政府による支援に頼らない個人レベルでの版画制作活動を促進させることに力を入れている。来日をするのはエディス・チャベス、イバン・バウティスタ、アルベルト・クルスの3人。エディスとイバンは2014年開催の第9回高知国際版画トリエンナーレにも入選している。